ピルとは経口避妊薬のことで、避妊に効果があるだけでなく生理不順、生理痛、経血量やにきびなどさまざまな悩みに効果があります。ここではそれぞれの目的ごとの服用方法や副作用についてまとめていきます。

ピルの写真

知っておくと安心できるピル使用中のおりものの変化

女性が当たり前に男性と肩を並べて働く今の世の中では、妊娠をコントロールしたいと考えている夫婦の数も増えています。特に妊娠をきっかけに産休や育休の取得や、場合によっては仕事を辞める必要も出てくる女性にとっては非常にデリケートな問題といえるでしょう。
そのため望まない妊娠を避けるためにピルを使用するケースも多く、いまやピルは働く女性にとって大事なアイテムの一つとなっています。しかしピルの使用とおりものの変化が密接に関係していることを理解している人は、意外と少ないのが現実です。
おりものは健康のバロメーターと呼ばれており、人によっては色や臭いの変化で病気を疑います。実際におりものから異常を察知できる病気も数多く存在しますから、ピルを使用している女性からすれば薬によって妊娠を予防しているため、普段とは違うおりものの変化に身体の異常を勘ぐってしまうこともあるでしょう。
実際のところはピルによって起こるおりものの変化は、誰にでも起こりうるごく自然な現象なので心配する必要はありません。使用中は粘り気のない状態になることが多く、水のような印象を受ける人もいます。量自体も減っていく傾向がありますが、ショーツの汚れが気になる場合は専用シートの着用が推奨されています。
このような変化が生じる理由は、ピルの成分が卵巣の働きを抑えて排卵も止まるためです。
ただ時々これまでの水っぽいものとは違う粘ついたおりものが出てくることもあり、今までとは違うおりものの様子に病気を疑う人が出てきます。
しかしこの粘ついたおりものも、ピルの子宮頚管粘膜を濃くするという作用の一つがもたらす状態のひとつです。頻度が高くなければ病気がないので、安心しても差支えないでしょう。