ピルとは経口避妊薬のことで、避妊に効果があるだけでなく生理不順、生理痛、経血量やにきびなどさまざまな悩みに効果があります。ここではそれぞれの目的ごとの服用方法や副作用についてまとめていきます。

ピルの写真

ピルを飲んでいる30代以降の人は喫煙はNG

ピルは妊娠を防いだり子宮内膜症の症状をストップさせる、生理痛やPMSの改善、更年期障害の予防など10代から40代ごろまでの多くの女性に利用されています。ピルを飲むときに注意しなければならないのは、喫煙を行わないようにすることです。30代ごろから女性は高脂血症の人が増えてきます。高脂血症とは血液の中の中性脂肪やコレステロールの量が多いため血液がどろどろになりスムーズに流れなくなってしまうことです。さらにどろどろの血液は血管の内側に沈着してしまって血液の流れをさらに悪くしてしまったり、血栓ができやすくなってしまいます。何らかの拍子に血栓が血管から剥がれて細い心臓や脳、肺などの血管に詰まってしまうと、心筋梗塞や脳梗塞、肺血栓などの命に関わる病気を引き起こしてしまう可能性があります。高脂血症とピルにどのような関係があるのかというと、ピルは体内のホルモンバランスを整える効果がありますが、副作用としてピルに配合されている卵胞ホルモンの働きによって血液が凝固しやすくなってしまうのです。これは妊娠や出産時に出血した場合、血液を素早く固めなければ母子ともに危険になってしまうためだと言われています。それと同時に煙草には血液中の悪玉コレステロールを増やしてしまったり、血小板がくっつきやすくなってしまうため血液がどろどろになってしまいます。そのため、ピルとの2つの作用によって血栓ができやすくなってしまうのです。
ピルを服用していて血栓症になった人はそう多くありませんが、命に関わってしまう問題です。喫煙本数が10本程度ならば問題ないという医師もいますが、万が一のことを考えるとピルを飲む場合には喫煙をやめるようにした方が良いでしょう。